2024年04月04日

【オーデマ ピゲ】2024年新作を発表 過去をリマスターする

「1970年代と2000年代初めに見られた腕時計のデザイン改革は、世に広く知られています。しかしオーデマ ピゲの歴史においてケースの形状やダイヤルのデザインにおける創造的改革は、その年代にとどまりません。

リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ(以下 リマスター01)では、1943年に製作されたクロノグラフ搭載の腕時計が持つ力強さとエレガンスを、2020年の視点から掘り下げようと考えました。この時計は単なる昔のモデルの復興ではありません。過去の創作を現代的にリマスターしたモデルなのです。」

マイケル・フリードマン
オーデマ ピゲ コンプリケーション部鬥責任者




スイスの高級時計ブランド、オーデマ ピゲが新たに開発した自動巻きのクロノグラフは、過去の美意識を現代へと蘇らせた。リマスター01は、1940年代からリマスターされた音源のように、マニュファクチュールの最新技術と、現代に合わせ、より視認性を高めたダイヤルデザインを用いて、オーデマ ピゲの希少なクロノグラフ搭載腕時計の一本を再解釈したモデルである。

1930年代から1950年代にかけてわずか307本しか製作されなかったオーデマ ピゲのクロノグラフ搭載ヴィンテージ腕時計は、世界で最も希少価値の高い時計のひとつ。今回初となるリマスタリングプロジェクトでは、第二次世界大戦という激動と変遷の時代に発揮されたマニュファクチュールの創造性に光を当てている。1943年のクロノグラフ搭載オリジナルモデルのデザインの特徴を余すことなく思い起こさせるこの500本限定モデルには、ステンレススティールとピンクゴールドのコンビカラーケースと、それを引き立てるゴールドカラーダイヤルが備えられている。

20世紀中期のデザインと現代の時計技術を融合したリマスター01は、今なおオーデマ ピゲのタイムピースに受け継がれるレガシーと先進性の融合を証明する時計である。




ブルーのクロノグラフ針が、18Kピンクゴールド製のベゼルで縁取られたゴールドカラーのダイヤルにさりげない色彩のタッチを添えている。

洗練されたコンビカラーのデザイン

1943年の先行モデルである「1553」本来のデザイン言語に忠実に、リマスター01にはステンレススティール製のラウンドケースとラグ、さらに魅力を引き立てる、18Kピンクゴールド製のべゼルとオリーブ型のプッシュボタン、面取りが施されたリューズが備えられている。非常に細身のべゼルが緻密に仕上げられたダイヤルの景観を邪魔することなく包み、ティアドロップ型のラグはコンビカラーケースの調和のとれた曲線を強調。ケースには手作業で入念にポリッシングが施されている。

ポリッシングが施されたコンビカラーのケースには、ブラックのアワーマーカー、ピンクゴールド製の時針、分針、秒針、ブルーのクロノグラフ針、ブルーのタキメータースケールがバランスよく配され、サテン仕上げが施されたゴールドカラーのダイヤルが合わせられている。

ダイヤルのデザインはオリジナルタイムピースのクラシックな特徴を継承し、アールデコから着想を得たフォントを採用しながらも、従来より大きくなった40ミリの外径により、現代の使用にふさわしい視認性の高さを実現している。

視認性向上のため、クロノグラフカウンターにもアレンジが加えられ、それでいてリマスター01には、持ち主が最大45分まで計測できるように、9時位置にある30分計の15分を示す目盛りの上に記された4/5表示というオリジナルモデルの特徴が、さりげなく残されているのです。これは、オーデマ ピゲの創業者ー族の三代目に当たるジャック=ルイ・オーデマ(1910-2003年)が、自らが好んだサッカーのハーフタイムを知らせるためにとリクエストして作られた表示だった。

ライトブラウンのハンドステッチ・カーフスキンストラップがエレガントな印象を与えるこの時計には、ブラウンアリゲーターのスペアストラップが付属している。




22Kピンクゴールド製ローターにはサテン仕上げと「クル・ド・パリ」を用いた装飾が施されている。

最新の機構を搭載し、リマスターされたクロノグラフ

過去を現代へと蘇らせたリマスター01には、コラムホイールとフライバック機能がー体化したクロノグラフという、マニュファクチュールの最新世代の自動巻きクロノグラフ機構が搭載。1943年のオリジナルの腕時計とは対照的に、リマスター01には反射防止加工サファイアクリスタルガラス製風防とケースバックが採用され、クロノグラフ機構と、ベゼルに合わせて特別につくられた22Kピンクゴールド製ローターの美しさを楽しむことができる。ローターにはサテン仕上げと、1950年代からオーデマ ピゲで採用されている伝統的な装飾技法「クル・ド・パリ」で装飾が施されている。




「Audemars Piguet & Co Geneve」のロゴはマニュファクチュールのグローバルな販売ネットワークへの敬意を表している。

オーデマ ピゲと世界のつながりに敬意を表す

1943年の腕時計と同様に、リマスター01はダイヤルに「Audemars Piguet & Co Geneve」のロゴを冠している。1885年頃から1970年代半ばまで、オーデマ ピゲはエンドユーザーにより近く、ヨーロッパ内外での販売促進が可能なジュネーブにも工房を置いていた。

オーデマ ピゲが時計に自社の名前を明示するようになった20世紀初頭には、しばしばダイヤルにジュネーブという都市名が登場した。




歴史的な希少性

1951年まで、オーデマ ピゲでは全ての時計がー点ものとして制作されていました。ヴィンテージのクロノグラフ腕時計は今日、世界で最も希少な時計のひとつ。この究極ともいえるスポーツ機能がオーデマ ピゲの腕時計に搭載されるようになったのは、1930年代、事象の計測を行うことが、社会で必要不可欠とされるようになった時代のこと。先行モデルである「1533」が製作された第二次世界大戦下(1939-1945年)の時代には、クロノグラフ搭載の腕時計の製作本数はブランドの時計生産全体の1/10にも満たないものだった。

1943年、現在のケースデザインであるステンレススティールとゴールドのクロノグラフ搭載腕時計はわずか、3本しか販売されなかった。クロノグラフを搭載した腕時計の多くが31ミリから34ミリという大きさだった当時、この時計の36ミリという外径はかなり大きなものだったのだ。

当時としては非常に現代的なデザインだった先行モデルの「1533」は、オーデマ ピゲの熱練の技術と卓越した芸術性への飽くなき探求を象徴している。



「オーデマ ピゲのヘリテージコレクションには、今回のリマスタリングプロジェクトの基盤となり得たかもしれない、すばらしい時計か数多く存在します。しかしその中でチームが全員一致でこのクロノグラフ搭載の腕時計を選んだ理由は、この時計の醸し出す過去の響きにチームメンバーそれぞれの美的感覚が共鳴し、感情が揺さぶられたためでした。」

マイケル・フリードマン
オーデマ ピゲ コンプリケーション部鬥責任者





仕様


26595SR.OO.A032VE.01 ©写真提供 オーデマ ピゲ

リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ

26595SR.OO.A032VE.01

機能
クロノグラフフライバック、時、分、スモールセコンド
ケース
ステンレススティールケースとラグ、18Kピンクゴールドのべゼル、リューズとプッシュピース、反射防止加サファイアクリスタルガラス製風防とケースバック、2気圧防水
ダイヤル
イエローゴールドカラーダイヤル、ブルーのタキメーター目盛、ピンクゴールド針、ブルーのクロノ秒針
ストラップ
ハンドステッチのライトブラウンカーフスキンストラップ、ステンレススティールのピンバックル。ブラウンアリゲーターストラップ付属。
ムーブメント
自社製自動巻きキャリバー 4409
外径:
32ミリ (14リーニュ)
厚さ:
6.82ミリ
部品数:
349
石数:
40
パワーリザーブ:
約70時間
振動数:
4Hz (28,800振動/時間)






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オーデマ ピゲについて

オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史ある高級時計ブランドです。1875年以来、数々の世界初となる記録など、オートオルロジュリーの歴史において重要な1ページを記し続けてきました。 スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、大胆なスポーティーモデル、クラシックやトラディショナルなモデル、すばらしい女性用ジュエリーウォッチ、一つしか存在しない銘品など、時計学の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。
www.audemarspiguet.com

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■お問い合わせ先
オーデマ ピゲ ジャパン TEL. 03-6830-0000



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Posted by payttondeneal at 12:04│Comments(0)
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